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【映画】岡田准一主演の「永遠の0」。気になるタイトルの意味とは?

興行収入30億を突破した「永遠の0」。

原作の百田尚樹さんの小説「永遠の0」を読んでいたので、ようやく映画版を観に行く時間が取れたので行ってきました。

原作の「永遠の0」も約400万部突破していた大ヒット小説なので、あのあらすじをどう映画で表現しているのかを楽しみに行ってきました。

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主演はV6の岡田准一(宮部久蔵 役)、そして三浦春馬(佐伯健太郎 約)、井上真央(松乃 役)など豪華キャスト。

永遠の0」のあらすじ

舞台は太平洋戦争の時代。

戦時中、その時代では珍しい生きることに誰よりも執着していたにも関わらず、特攻により戦死した天才パイロット・宮部久蔵。その宮部久蔵が「なぜ特攻に志願したのか?」を、現代を生きる孫の佐伯健太郎によって謎が紐解かれるストーリーです。

 

文庫本を先に読んでいた人は皆さん思ったでしょうが、この映画は戦争映画なのですが、「愛」をテーマにした映画に若干の違和感を覚えるかもしれません。

というのもその要素がかなり強い印象を受けました。

 

完成試写会で岡田准一さんが、「壮大な愛を受け継いでいく物語。皆さんにとっても大事な作品になれば」と言っていたように、妻への愛、子への愛、そして孫への愛を表現しているという点では、現代にも共感するところだけに凄く受け入れやすい映画というのが素直な感想です。

 

一言で、心に響く映画でした。

 

永遠の0」のタイトルの意味

 さて、文庫本を読んでいた時からずっと気になっていたことですが、タイトルの「永遠の0」の「0」の意味は何なのか?

 

今回、映画版を見てその「0」の意味が分かった気がします。

 

「0」が零戦のゼロだというのは、文庫本や映画を見た人はすぐに分かります。なんせ零戦パイロットが主人公ですから(笑)

 

つまりは、「0」の前になぜ「永遠の」がつくのか?

 

永遠の0」見られた方のレビューを見ると、

零戦が作られた戦争を忘れてはいけない
・生きることは永遠ではないので生きる努力をしろ
・長く続く民族の血脈とその記憶
・当時の貧しい工業力、資材等々の中で設計者が命を削って生み出した世界最高水準の戦闘機ゼロ戦。家族や日本を守るために作られたことを忘れずに。

など、人それぞれの感性でこの「永遠の0」という映画を見ていることが分かります。

 

私自身、文庫本や映画で一番印象に残ったシーンが、宮部久蔵が井崎(濱田岳)に言った一言。

 

「生きる努力をしろ!!」

 

この一言を発したシーンが一番脳裏に残っています。
人は誰しも死ぬ運命ではあるが、それでも死ぬことで少なからず悲しむ人がいること。悲しむ人がいる以上は、生きる努力をしなければならないというメッセージがそのシーンにはあったと思います。

 

そのシーンから、私は「永遠の0」のタイトルの意味は、

『永遠に生きることはない。だから生きる努力をしよう。』

という意味なのかなと思いました。

 

人それぞれ感じ方は違うと思います。

でも、今の自分は「社会に生かされていること」「人に生かされていること」を凄く感じる映画だと思いました。

 

戦争の時代を生き抜いた方は、あまりその時代のことを口にしません。戦時中、隊員として戦争を生き抜いた私の叔父や叔母がそうでした。

その時代に頑張って生き抜いた人がいるから今の自分がいるのだと思います。

 

生きるために精一杯生きることを今できているか?自分に問いかけることができる映画だと思います。

 

おススメな映画です!

★★★★★

 

それと・・・映画の最後に宮部久蔵(岡田准一)が特攻で突っ込むときに笑います。なぜ笑ったのか・・・それも凄く気になりました。皆さん、どう思いました?